
「男手ひとつで」と言われ続けて。
父子家庭・お父さんの、部屋探しの話。
「お母さんは、いないんですか?」
Bさんは、7歳の息子さんを一人で育てるお父さんです。離婚して、心機一転、新しい部屋で息子と二人、やり直そうとしていました。仕事も真面目に続けている。収入だって、ちゃんとある。
でも、部屋探しは、思いがけず難しかった。
「お父さんお一人で、お子さんを?……お母さんは、いらっしゃらないんですか?」
不動産屋でも、内見先でも、繰り返される質問。悪気はないのは分かる。でも、そのたびにBさんは、自分が”何か足りない親”だと言われている気がして、胸が痛みました。「男親だから、頼りないと思われてるのかな」。そんな引け目が、どんどん積もっていきました。
誰にも、相談できなかった
父子家庭の情報は、驚くほど少なかった。「父子家庭 賃貸」で検索しても、出てくるのは「母子家庭」向けの話ばかり。周りに同じ境遇のお父さんもいない。会社の同僚にも、なんとなく言い出せない。
息子が寝たあと、一人で洗い物をしながら、Bさんは思いました。
「俺が、しっかりしなきゃ。でも……正直、どうすればいいのか、分からない」
「お父さんも、ちゃんと支援の対象ですよ」
ある夜、見つけたサポートに、Bさんは思い切ってLINEで相談してみました。返ってきたのは、こんな言葉でした。
「お父さん一人でも、まったく問題ありません。父子家庭も、ちゃんと支援や配慮の対象です。堂々と、進めていきましょう」
Bさんは、初めて「味方がいる」と感じました。審査で見られるのは「父親か母親か」ではなく、「安定して家賃を払えるか」だけ。Bさんは真面目に働いていて、収入もある。だから、父子家庭に理解のある会社・物件を選べば、何も引け目を感じる必要はない、と教わりました。
息子と二人の、新しい部屋
通りやすい会社を選び、収入の書類を整えて、申し込み直しました。結果は、無事に審査通過。息子さんの学校に近い、二人で暮らすのにちょうどいい部屋でした。
引っ越しの日、息子さんが「パパ、ここ、ぼくの部屋?」と笑った。Bさんは「そうだよ」と言いながら、こみ上げるものをこらえました。
「一人で抱えて、ずっと苦しかった。でも、頼っていいんですね」
もし、あなたも「男手ひとつで」と言われているなら
もしあなたが、かつてのBさんのように、父子家庭であることに引け目を感じ、誰にも相談できずにいるなら。どうか、覚えていてください。
お父さん一人で子育てをしていることは、引け目に感じることではありません。むしろ、立派なことです。そして、あなたを支える仕組みは、ちゃんとあります。
お父さん一人の頑張りを、応援します。
父子家庭でも、引け目を感じる必要はありません。あなたに合った通り方を、一緒に見つけます。匿名OK、何度でも無料です。
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