「連帯保証人で進めたい」は叶えられないことが多い理由
お部屋探しをしていると、
「保証会社ではなく、連帯保証人だけで契約したいです。」
というご相談をいただくことがあります。
お気持ちは、とてもよく分かります。
保証会社に加入すると初回保証料が必要になりますし、「親や兄弟が保証人になってくれるのだから、それで十分では?」と思いますよね。
しかし、現実としては連帯保証人だけで契約できる物件は、年々少なくなっています。
昔は「連帯保証人」が当たり前でした
今から15年ほど前までは、保証会社を利用すること自体が珍しい時代でした。
賃貸契約といえば、
「連帯保証人を立てる」
これが当たり前だったのです。
ご両親や親族にお願いして契約するのが一般的で、保証会社という存在を知らない方も多くいました。
今では保証会社が当たり前の時代に
ところが現在では状況が大きく変わりました。
ほとんどの賃貸物件で保証会社への加入が条件となっており、
「保証人がいるので保証会社は不要です。」
という希望が通るケースは、かなり少なくなっています。
つまり、昔は連帯保証人が主役でしたが、今では保証会社がその役割を担うようになったということです。
「保証人がいるのに保証会社も必要なの?」
そう疑問に思う方も多いでしょう。
実際、私もその気持ちは理解できます。
しかし、これは借りる側ではなく、貸す側の考え方が大きく関係しています。
オーナー様は大切な資産を貸しています。
もちろん、多くの入居者様はきちんと家賃を支払われます。
ですが、ごく一部でも家賃滞納が発生してしまうと、オーナー様には大きな負担がかかります。
そこで活躍するのが保証会社です。
オーナー様にとって保証会社は「安心材料」
万が一家賃の滞納が発生した場合でも、保証会社が一定期間、家賃を立て替えてオーナー様へ支払います。
そのため、
- 家賃収入が止まりにくい
- 督促の負担を減らせる
- 万が一のリスクを軽減できる
という大きなメリットがあります。
もちろん、その後は保証会社から入居者様へ返済の案内がありますが、オーナー様としては安心して物件を貸し出せる仕組みになっているのです。
だからこそ「保証人だけ」は難しい
「親が保証人になります。」
「兄弟が保証人になります。」
このようなお話をいただいても、保証会社への加入が必須となっている物件では、不動産会社だけで判断を変えることはできません。
これは不動産会社のルールではなく、オーナー様や管理会社の契約条件だからです。
そのため、「連帯保証人だけで進めたい」というご希望を叶えて差し上げられないケースが多いのが現状です。
昔と今では賃貸契約の仕組みが変わっています
時代の流れとともに、賃貸契約のスタイルも大きく変わりました。
昔は「連帯保証人」が当たり前。
今は「保証会社への加入」が当たり前。
この違いを知っておくだけでも、お部屋探しはスムーズになります。
もちろん、中には保証会社不要の物件や、連帯保証人のみで契約できる物件もあります。
ただし、その数は決して多くありません。
だからこそ、お客様のご希望だけでなく、現在の賃貸市場の状況も踏まえながら、一番良い方法をご提案させていただきます。
「保証会社を使いたくないけれど、何か方法はある?」
そんなご相談も、お気軽に弊社までお問い合わせください。